代表理事メッセージ

平素より、日本通訳士協会をご愛顧頂いておりますお客様、ビジネスパートナーの皆様、関係者の皆様、誠にありがとうございます。この場を借りて感謝申し上げます。

皆様からのご支援により、日本通訳士協会は設立8年目を迎えることができました。日本通訳士協会では高度な通訳技術を持った通訳士の育成を中心に、通訳技術の普及、通訳・翻訳業界の健全な発展、英語教育の推進に取り組んでおり、今年は本科修了生がフリーランス通訳としてデビューするなど、通訳士の輩出実績も出すことができ、今後さらにこの通訳士養成事業を拡大していきたいと考えております。

最近では、chatGPTに見られるように、AIを通した英語学習や、Google翻訳などにみられる翻訳の支援ツールなどの技術革新も日進月歩で起こり、翻訳市場において、もはや人間が短時間で翻訳できる量と質を超えた翻訳が可能になっており、一部翻訳市場は明らかに機械翻訳によって代替されたとみることが可能です。

このような技術革新自体は業界としても歓迎する一方で、機械翻訳といえどもその品質は完璧ではありません。重要な事柄に対する誤訳は企業のブランドイメージを大きく棄損するだけではなく、人命にかかわるような重大事故に繋がりかねません。

そのため、現段階においては、このような翻訳支援ツールはあれども、まだプロの翻訳者による校正やチェックは必要不可欠であり、むしろそのような機械翻訳でさえまちがえてしまうような部分をいかにプロの翻訳者が拾えるかというのが肝になるとも言えるでしょう。

また、機械翻訳などのサービスを利用するということは、そのサービスプロバイダーにテキスト情報から音声情報、企業の機密情報や顧客情報や個人情報に至るまでありとあらゆる情報がリアルタイムで筒抜けになることを意味します。そのため、このような技術革新がいくら起ころうとも、日本通訳士協会としては、ビジネス領域や政治領域における機械翻訳や機械通訳などの普及には限界があり、最終的にはやはり人対人のコミュニケーションにのみ依存すると考えております。

そのため、日本通訳士協会では、世界中のハイテク企業が長年開発しようとしても構築できないだけの高度な言語処理能力を有した超人的スキルを持った通訳士を養成することによって、言語処理能力だけでなく、高い倫理観と、高い情報処理能力を持った、国と国民を守るような英傑のような人材を育成し、世界に輩出していきます。

このような事業を通して、世界中でリアルタイムで動き続ける政治や軍事的活動においても、即座に、かつ適切に状況を把握し、高度なコミュニケーション手法によって対策を講じ、国家を守り、国民を守り、ひいては世界から戦争をなくすという真の世界平和への実現に、引き続き貢献していきたいと考えております。

日本通訳士協会は、このように、私自身の世界平和へのビジョンと緻密に練り上げた戦略によって、ビジネス領域や政治領域、国家運営を超え、全世界の全人類に対して貢献し続けてまいります。

私たちの事業に対してご期待頂きますとともに、引き続きのさらなるご支援を宜しくお願い申し上げます。

令和5年4月吉日

一般社団法人日本通訳士協会

代表理事

轟 義昭

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