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通訳者各位
2025年7月11日
一般社団法人日本通訳士協会
代表理事 轟 義昭
日本通訳士協会(以下、当協会)は、通訳者としての倫理規範の遵守並びにクライアントとの守秘義務の順守を改めて強調し、すべての通訳者がプロフェッショナリズムと責任感を持って職務を遂行することを強く求めます。
通訳者は、クライアントや関係者から提供される機密情報を扱う立場にあり、守秘義務の厳守は職業倫理の基本となるものと言えます。金銭的誘惑や、脅迫による強要であっても、他国や第三者への情報漏洩、スパイ行為、または不適切な情報利用は許されません。これらの行為は、「人」と「人」との信頼に基づく通訳業界全体の評判を損なうだけでなく、法的な責任を問われる重大な規定違反、並びに違法行為となります。
当協会は、以下の行動規範をすべての会員および通訳者に改めて周知します:
- 守秘義務の厳守:通訳中に知り得た情報は、業務上必要な場合を除き、第三者に開示しない。
- 中立性の保持:個々人の利益や外部の圧力に基づく行動を避け、公正かつ中立な立場を維持する。
- 法令遵守:国内外の法令並びに倫理規定や倫理規範を遵守し、違法行為やスパイ行為に関与しない。
- プロフェッショナリズム:クライアントおよび関係者との信頼関係を損なわないよう、誠実かつ適切に行動する。
当協会は、万が一、当協会の登録通訳者において、守秘義務違反や倫理規範違反が確認された場合、情報漏洩の内容が軽微なものであるかに関わらず、また、軽過失であるかを問わず厳正な調査を行い、必要に応じて会員資格の停止や除名を含む措置を講じた上で関係当局等と協力し、適切な対応を取る方針であることをここに明言致します。
通訳業界の信頼性と透明性を維持するため、当協会は今後も通訳士養成講座を通じた継続的な教育プログラムや倫理研修を通して、会員、受講生並びに通訳士の意識向上と倫理観の洗練を通じて通訳士の考え方や能力を磨いてまいります。また、当協会に所属していない通訳者も含め、一人ひとりが高い倫理基準を遵守し、社会的責任を果たすことを期待します。
また、クライアント各位におかれましては、各通訳エージェントと守秘義務契約の締結を行うなど、企業の法的責任を問うことを可能とする契約締結等の商慣行を求め、権利義務関係をより明確にすることを推奨致します。
また、各通訳エージェント各位におかれましては、個々の通訳者との守秘義務契約や倫理研修などを行ったとしても、企業の目の届かない所で秘密裏に情報等を流出している可能性があることを常に認識するとともに、そのような場合でも、通訳エージェントの権限では、通訳者の調査や捜査というものが困難であるため、被害の立証が困難であることなどを予め認識した上で、通訳登録の際の面接や面談での人柄や考え方、キャリアや就業実績などから法令順守意識や倫理観について知る努力を行うことを推奨し、通訳エージェント企業様内での被害の発生を防ぐためのリスク分析と予防措置を講じるなど、各コンサルティングファームなど社外の専門性を活用するなどして、被害発生を防ぐ最大限の取り組みを行って頂くことを推奨致します。
通訳者の倫理研修などでお困りのことがございましたら、日本通訳士協会までご相談頂ければ各通訳エージェント様向けに研修の企画・実施等もさせて頂きます。
詳しくは日本通訳士協会までお問合せ下さいませ。
お問い合わせ先:
日本通訳士協会 広報担当
メール: info@jplia.org ウェブサイト: https://jpliadotorg.wordpress.com/
【法人概要】
法人名:一般社団法人日本通訳士協会
本部所在地:東京都渋谷区神宮前6-23-4桑野ビル2階
代表理事: 轟 義昭(トドロキ ヨシアキ)
設立:2014年12月
事業内容:通訳士養成事業、同時通訳事業、通訳・英語教育コンサルティング等
URL: https://jpliadotorg.wordpress.com/
【本件に関するお問い合わせ先】
一般社団法人日本通訳士協会 広報担当
E-mail: info@jplia.com
今後とも、日本通訳士協会の取り組みをご支援頂きますようお願い申し上げます。
以上となります。
