2020年7月31日

「通訳学校を検討しているけど、地方なのでオンラインで受講したい」「感染リスクがあるから教室で受けるのはこわい」という受講生のニーズに応えたオンラインでの通訳学校が最近人気を集めています。
「通訳学校=教室」というイメージはもうかなり古く、今では各社、オンライン上で通訳訓練を行うのが定番になっています。事実、Googleで「通訳学校 オンライン」と検索すると234万件もヒットするようになりました。(2020年7月31日現在)
なぜ今、オンラインでの通訳学校が注目を集めているのか、その理由についてまとめました。
通訳学校がオンラインになっている理由
1.受講生にとって、場所を気にしなくて良い
これまで、教室型の授業であれば、仕事帰りに授業に参加するため、自宅と逆方面の教室に通うとなると、かなり遅い時間になってしまい、受講生にとって負担が大きくなっていました。
しかし、オンラインで授業を受けることができれば、早めに自宅に戻り、自宅から授業に参加することができます。更に授業が終わればすぐに他のことができるので、受講生にとってメリットが非常に大きいということがあげられます。
受講生からも「メイクを落とせる」と言った声や、「授業が終わった後にすぐに寝られるので楽」という声を頂いています。
これまで、福岡や大阪、仙台、広島、名古屋、横浜にお住まいの方は、その地域の教室の授業を受けざるを得ませんでした。そのため、なかなか他地域の授業を受けることはできませんでした。しかし、オンラインであれば、居住地域に関係なく授業を受けることが可能になりました。
そのため、家庭の事情などに関係なく、どこからでもオンラインで授業を受けることができるようになったため、より効率的に通訳技術を習得することが可能になりました。
そのため、人気の通訳学校は北は北海道から、南は沖縄まで、本当に日本全国から意識の高い受講生が集まる場となっています。
2.オンライン会議アプリの音声品質が格段に向上
これまでは、オンライン会議アプリは、複数人が同時に入ると途中で落ちてしまったりしていました。さらに音声品質も良くなく音が割れてしまったりして、授業として用いるには限界がありました。
しかし、最近ではGoogleのMeetをはじめとした無料のオンライン会議アプリがたくさん登場し、音声品質も格段に向上しました。
そのため、受講生が多く接続している状況でも安定してオンライン授業を行える環境が整ってきたと言えます。
3.実務でのオンライン会議のニーズが急増
これまでは、セキュリティやコミュニケーションなどの観点から、対面で会議を行うことが主流でしたが、昨今のコロナの影響により、オンライン上で会議を行わざるを得なくなる状況になりました。
そのため、オンラインでの会議でも完璧な通訳サービスを提供するためには、実際にオンライン上で通訳訓練を行った方がより実務に即した訓練を行うことができます。
ビデオ会議アプリの使い方を理解し、スムーズに接続できるようにしたり、Wi-Fiの接続、マイクのミュートの切り替えなど、これまで通訳者が扱ってこなかったオペレーションに対応できるようになることは、現場に出た後の実務ですぐに役立ちます。
現場で求められていることを習うのが学校の役割ですから、通訳講座がオンライン化していくのは当然の流れと言えるでしょう。
まとめ
1.受講生にとってもオンラインは便利
2.インフラ環境が整ってきた
3.オンライン会議需要の増加
日本通訳士協会では、受講生の安全を最優先に考え、全ての講座をオンライン上で実施しております。日本通訳士協会の通訳養成講座を受講希望の方はお問合せフォームよりお気軽にご相談下さい。
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