日本通訳士協会の品質に対する取り組み

プロ品質よりさらに高い品質レベルを

伝わるだけでは満足しない。心が動くくらいの品質を届ける。

日本通訳士協会では、業界で良しとされている品質よりも厳しい独自の品質に対する基準を設け、全ての成果物を厳しくチェックします。また、通訳においては、業務就業前に通訳能力を評価し、通訳者のバックグラウンドなども鑑み、クライアント企業の通訳業務を高いレベルで行うことができる選抜された通訳者のみを就業させます。

ISO17100認証などの認証は、「品質に対する管理体制」について評価をするものであり、個別具体的の成果物を細かくチェックしているかどうかまでは判別できません。特に、企画を認証する担当者が、プロの翻訳文を読んで、細かい英単語の使い方についての品質を評価できるのか?と問われれば、できないと答えざるを得ないでしょう。

そのため、認証を取得すれば良しというものではなく、実際のオペレーションの中で、クライアントすら気づかない些細な部分までチェックし、問題がないと判断されたもののみ納品しております。

また、日本通訳士協会では、「経験年数」を信頼していません。1年に1件程度しかしていない経験年数だけが積みあがった翻訳者と、大学時代から語学の勉強を愚直に頑張り、まだデビューして1ヶ月しか経っていなくても既に何十件もの翻訳をこなしている翻訳者がいたときに、あなただったらどちらの翻訳者に翻訳を依頼したいですか?

この「経験年数」が全く信用できない指標でありながら、ISO17100では、翻訳品質の認証基準に用いています。これこそが、まさに業界のことを知らない外部の人間が、机上の空論で規格を作成し、規格という利権を使おうとしているに他なりません。

たしかに、何かしらの指標を用いて、定量的に品質を評価しようとすることは評価できます。しかし、言葉遣いや印象のサービスに産業用部品のような規格を用いることには限界があります。

さらに、検査工程(チェック工程)があるからといって、その一つ一つの文章をどこまで細かくチェックしているかどうかはわかりません。そのため、検査工程というプロセスが機能しているかということに留まらず、一文一文を自らの目で確かめます。

そのような厳しいチェックをしているからこそ、海外投資家や、クライアントに見せても問題のない文章を届けることができます。

また、日本通訳士協会では、この日本通訳士協会独自の品質が担保できないと判断したときは受注を止める、または価格を上げて需要をコントロールするなどの対策を行うことによって、事業の成長のために品質を犠牲にすることはしないことをここに宣言致します。

この考えは必ず業界スタンダードになると信じています。品質が価値創造の源泉であることを強く認識している日本通訳士協会は今後もクライアントの期待を超え続けてまいります。

2020年8月8日

一般社団法人日本通訳士協会

代表理事 轟義昭

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。